「　あら、ちょこちゃん！　　お兄ちゃんとストーブ当たってるのぉ？

　　　　　　　　　　　　　　良かったね～　」

ちょこに　そんな声をかけていたら・・・

セディが　こたつから　寝ぼけまなこで出てきました

あらあら　ちょこちゃん・・・、そんな目　して　どうしたの？

あっ、そうか　お兄ちゃんとの時間　セディに邪魔されたくなかったのね

　　　　　　　　　　　　　　「　ごめん、ごめん　」

でも、セディは　ちょこの所へ行かずに　私の所にきました

『　あ～　良かった　』　と　ちょこが　あくびをしています

『　お兄たん、　セディに　めちゃくちゃされなくて

　　　　　　　　　　　　　　　　　良かったね　』

「　そうだね　」

『　お兄たん・・・　、　お兄たん・・・、　　お兄たん・・・　』

ちょこが　お兄ちゃんを一生懸命みつめているのに

あらあら　　お兄ちゃんは　携帯ばかり見ていますねぇ・・・

あちゃ～、ちょこが　がっかりしてしまいましたね

『　兄たんは　わたちより　お友達が　大事なんだわ・・・　グスン　』

そんなことないのにぃ・・・

ちょこちゃん、大丈夫よ！

「　ほらほら　ちょこちゃんに　声をかけてあげて、お兄ちゃん！　」

いつもは　しっかり者のちょこだけど・・・

こんなところは　とっても可愛い女の子の　ちょこなのでした

”　ちなみに　手前にいるセディは・・・

　　『　ボール　ください　』　と　私に懸命にアピールしていますが

　　　もらえるまで頑張る　なかなかの　ド根性者でーす　”