わたくし本日、悪魔になりました

トコトコトコトコ・・・無邪気に可愛く並んで歩いてきた　小さい二人に

思わず、『　悪魔のささやき』　をしてしまいました　

「　あれっ？？？　　お父さん帰ったんじゃない？？　」

今さっき、会社に出かけた父、帰るはずはありません

その一言で、すぐに猛ダッシュに入る純朴なセディ

ちょこは　「あれ？お父さん？」　とちょっと考えています

さすがに何か変だと思っているみたいです　

「　とおちゃ～ん　」　丸太ん棒のような体で頑張って走っていくセディに

出遅れたちょこもつられてしまいました　ほとんど空を飛んで走っていきます

「　とおちゃん、とおちゃん、とおちゃん、とおちゃん・・・　」　ひたむきに走るセディ

「　今行くから　待っててね～　」　心はお父さんのことでいっぱいになったちょこ、

　　　　　　　　　リビングにいるお父さんに一刻も早く会いたくて走っていきます

「　あぁ、なんて罪深いわたし・・・　」

普段、犬たちをだますなんて絶対しないのに

なぜだましてしまったんだろう・・・

そんなところへ何も知らずにルークが来ました

今日の私ってとことん悪魔

ルークにも言ってしまいました

「　あれ？　お父さんみたいよ　」

素直なルーク　　「　えっ、父ちゃん！！！　」

疑うことはありません　

大好きなお父さんを一刻も早く見ようとして　すでに目はリビングに釘付けです

「　とおちゃ～ん、今いくよ～　」

「　わっせこ　わっせこ、急がなきゃ　」

『　階段あがったら　とおちゃんに会えるぅ～　』

一度ならずも二度までも

純真無垢な子ども達をだましてしまいました

どんな顔をしてリビングに入りましょう・・・

あぁ、こんな母、誰も許してくれないわ・・・

会社のお父さん、良かったですね

こんなにも　あなたの子ども達はあなたを愛してございます・・・

今頃会社でお父さん、ブログを見て涙が出てるんじゃないでしょうか

私は子どもをだました悪者で

いつの間にかお父さんを喜ばす結果になってしまっていたことに気づいた私・・・

ちょっと虚しい

してしまったことは仕方がない

”間違ったふり”をして、犬達に心から謝った母でした

本当にごめんね　ごめんね　ごめんね

犬に嫌われたら生きていけない、もう嘘は言うまいと心に誓いました

でも、三匹にはいい運動にはなったかなぁ・・・懲りない母でした